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【国家資格】調理師免許をご紹介!取得方法やメリットをご紹介

はじめに調理師免許は調理の仕事をする上で必須な資格ではありません。

しかし、知識や技術の証明となり、取得することでメリットはたくさんありますし、就職の際には有利に働きます。またその他にも調理系の専門学校では就職に有利な資格を取得することが出来ます。

調理師を目指すにあたっての方法を調べていると、調理師免許の話は必ず出てくるかと思います。
国家資格である調理師免許の取得方法はハードルが高く感じる方が多く、未経験でも大丈夫?主婦でも取得を目指せるの?と懸念点はたくさんありますよね。
この記事では調理師免許の取得する方法とその他の調理系の資格について解説いたします。

調理師免許とは

食品や栄養、衛生に関する知識を有することを証明する国家資格です。取得をしていると調理技術や知識を一通り習得していることを意味するので、相手に関しては信頼感を与えることができると言えます。

つまり調理師として働くためには、調理師免許の取得が必須です。しかし、お客様に料理を提供する仕事を行うのに、免許の取得が必要になるわけではありません。

調理師免許を取得するには

国家資格である調理師免許は取得に試験が必要で難しいのでは?と思う方は多いですが、実は認可を受けた専門学校で調理師免許取得のために必要な単位を取得した上で卒業と同時に取得することができます。この場合は無試験で取得することができます。

つまり、難関な試験を突破する必要がある国家資格よりは、調理未経験でも取得を目指すのが容易な部類に入ります。

また別の方法でも取得することができます。

それは実務経験を2年以上積むことで試験の受験資格が得られるので、各自で申請し合格する方法です。ただしその合格率は60~65%となっており、だれでも合格するような難易度ではありません。

詳しくは『【解説】調理師免許取得のための試験の受験資格や合格方法について』の記事も合わせてご覧ください。

そう考えると2年間経験を積んだ上に勉強して試験を受けるよりも、専門学校でプロから学びながら技術と知識得て、卒業と同時に取得するという方が効率的ではないでしょうか?

ただし当然専門学校に通うにはお金がかかります。学費は学校によってかなり差がありますので、進学を決定する際には必ず確認しておきましょう。『【徹底解説】1年で調理師免許を取得できる方法とは?』の記事で詳しく説明しているので合わせてご覧ください。

取得するのに年齢制限はあるの?

調理師免許の取得に関しては年齢制限はありません

調理師免許の取得の最短は、神戸国際調理製菓専門学校のような調理師専門学校に進学し、既定の学科で1年以上履修し、必要な単位を取得した上で卒業することです。

実務経験を経て取得する場合はまず2年以上の月日がかかりますし、目まぐるしく変化する調理現場では難しいように感じます。また技術面も一から知識や基礎を学ぶわけではないので癖がつきやすく、汎用性を身につけるには不向きと言われています。

主婦や社会人から目指すケースも少なくありません。また就職を考えず料理スキルアップや副業の一環で主婦が取得を目指す場合もあります。

調理師免許のメリットを紹介

調理の仕事を行うためには調理師免許が必須ではありませんが、取得をしていると様々なメリットがありますので簡単に紹介をしていきます。

調理師と名乗れない

調理師免許は名称独占資格と呼ばれる資格の種類に分類されます。名称独占資格とはその名の通り、資格を持っていなければその名称を名乗ることができないという意味を持ちます。つまり調理師免許を取得していなければ調理師を名乗ってはいけません。

調理師免許がないと就職できないケースもある

法律で罰せられないだけで、調理師免許がないと就職先によってはお断りされるケースもあります。調理師免許は食に関する知識と技術の証明となるため、応募が多い店舗だと書類だけで落とされてしまう可能性も十分にあります。つまり、未経験で料理業界に進みたい場合は実質必須の資格と言えるでしょう。

人生の再スタートにピッタリ

調理師免許の取得を目指す人の中には特に就職を目指すわけではなく、自営業の補填やお料理教室といった副業を始めるためというケースもあります。そのため調理系の専門学校などは年齢層も幅広く、さまざまなバックグラウンドを持ったかたが入学をしています。
高校生からストレートで進学する場合は年齢差に緊張するかもしれませんが、社会に出れば当たり前となります。一歩早い社会人体験だと思って積極的に授業へ関わっていきましょう。

その他の調理系の資格も紹介

調理系の資格には国家資格である調理師免許だけでなく、民間資格も含めれば様々な種類があり、就職する際に役立つものが多いです。それぞれ資格名と概要、取得の方法をご紹介します。

・フードアナリスト

食や食文化に関する知識を学ぶことで、味覚だけではない料理の魅力や可能性まで考え、それをインターネットなどを利用して格付けしたりオススメする、いわば料理ご意見番のような立場になる資格です。
食の知識、教養、マナーに関する知識を得た上であくまで消費者目線で品評するため、中立性・公平性を徹底しなければ務まりません。
フードアナリストになるには指定のカリキュラムを受講し、検定試験に合格する必要があります。
全国では神戸国際調理師専門学校を含む4校のみ認可を受けており、在学中に「フードアナリスト養成講座4級」を受講することで取得が可能となっています。

・フードコーディネーター

消費者と産業双方の観点から食に関するトレンド・ブランドを世の中に発信していく「食のクリエイター」です。
食品メーカーや飲食店での新しいメニュー開発に携わったり、地方産業の活性化や家庭向けの料理考案など、活躍の場は非常に多岐に渡ります。
取得は資格試験に合格することで可能となります。年に一回、東京・名古屋・大阪・福岡で行われます。
試験の一ヵ月前から試験対策講座が上記都市に横浜を加えた5都市で開催されるほか、調理系の専門学校でも関連知識を学ぶことが可能です。

・食育インストラクター

5段階の級数に分かれ、食育への理解度や実践レベルで段階が異なります。
食育とは安心・安全・健康のための食に関する知識、食事が生活環境に与える影響、世界の食糧問題など、食と生活の関わりに関する知識を中心に必要とします。
資格取得は初級扱いのプライマリーからとなり、指定の通信講座で取得可能です。
その後段階は上がっていきますが、3級までは指定の専門学校で単位を修めれば取得が可能です。それ以上は別途受講会への参加や試験の合格が必要となります。

他の調理系の資格を紹介した記事『調理系の資格を紹介!|2020年に新しいことをはじめたい人へ』も合わせてご覧ください。

まとめ

調理師免許は国家資格であり取得して損はありません。

就職などでも有利に働くことが多いですし、何より食に関して技術や知識を持っている証拠になります。

もしなにかあなたがこれから食の業界でスタートを切りたいと考えている場合、必ず持っておかなくてはならないものだと思います。

神戸国際調理製菓専門学校の料理を2年間勉強する調理スペシャリスト本科や1年間勉強する調理師科では卒業と同時に取得することができますので、まずは資料請求からはじめてみませんか?