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【高3向け】製菓専門学校に入るための学力・偏差値は?

高校卒業後の進路を考えた時に、専門学校で専門技術を身につけるのも選択肢の1つですよね。
製菓専門学校では洋菓子職人、パン職人、和菓子職人などになるための知識と技術と資格を得ることができます。

毎年たくさんの方々が入学を考えてくださっているのですが、たまにオープンキャンパスなどでこのような質問をいただきます。

”僕は今まで製菓に関して一切勉強してきませんでした。しかし、この学校に入学して将来はプロのパティシエとして頑張りたいと思っています。製菓専門学校には入試があると聞きましたが、落ちることはありますか?”

このようなお声に答えるためにも、今回は製菓専門学校に必要な学力・偏差値をご紹介します。

製菓専門学校に入学するための学力はどのぐらい必要なのでしょうか。

そして入学のために本当に必要なことは何かを最後に解説します。

○学力がない!偏差値が低い!でも大丈夫?

大学は各大学・学部ごとにおおよその偏差値が決まっていて、受験生は自分の偏差値と比較しながら進学する学校を決めたり、勉強して偏差値をあげる等、入学するために努力をします。

では専門学校も同じなのでしょうか。

専門学校というものは大学のように一般教養を含めた広い知識を学ぶところではなく、専門的で特定の分野に特化した教育機関です。その後の仕事に直結する知識や技術を学ぶのが目的となります。英単語や数学の公式、世界の歴史や古文漢文などは重要視されないことがほとんどです。

そう考えると大学と専門学校は違いますし、偏差値だけでは測れないところがたくさんあります。

では、専門学校に入るのに学力必要ないのでしょうか。

結論から言えば、入学するために学力は求められませんが、学ぶ以上は最低限の学力は必要です。

その求められるレベルは専門学校によって、また分野によって変わってきます。

◯分野別専門学校の学力・偏差値

学力偏差値
語学系・建築系重要50半ば
航空系重要50前半
医療・看護・保育・福祉・ホテル
音楽・情報・映像・アニメ・公務員
会計士・電気・自動車系
ある程度重要40以上
スポーツ・美容・ファッション・ペット係あまり重要視しない40以上

例えば通訳や国際貿易などに必要なことが学べる語学専門学校や建築関係のことが学べる建築専門学校では偏差値50台半ばぐらいの学力が問われます。

航空関係の仕事に直結するエアライン専門学校では偏差値50台前半ぐらいの学力が必要と言われています。

他にも医療・看護・保育・福祉・ホテル・音楽・情報・映像・アニメ・公務員・会計士・電気・自動車などの専門学校では偏差値40以上のある程度の学力は必要なってきます。

専門学校によっては求められる知識も全く違いますし、高校までに手に入れた知識のほとんどが使われない、ということもあるでしょう。

しかし、医療機関ではやはり数字がわからないと仕事にならないでしょうし、映像関係でも綿密な作業と理論的な考え方も必要になってきます。

ホテル関係では語学が必要になりますし、やはりある程度の学力は必要とされるようです。

反対に学力は必要とされない専門学校も多く存在しています。スポーツ・美容・ファッション・ペット関係の専門学校では一般的に学力は必要とされていません。

それよりも実技や面接に重きを置いていて、専門学校では知識も学びますが、入学前に必要な学力は定められていないとされています。

もし、学力に全く自信がないけれど、進学したいと考えている人はこのような専門学校を検討してみてもいいかもしれません。

しかし進学する目的は当然勉強するためです。

時には学問を学ぶよりも難しい場面もあります。専門学校は学力で選ぶのではなく、やりたいことで選択するのは大前提です。

○製菓専門学校に入るための学力・偏差値は?

様々な専門学校についてご紹介しましたが、肝心の製菓専門学校の場合はどうでしょうか。

製菓専門学校については基本的には学力・偏差値などに基準を設けていないところが多いです

ですから学校の成績にあまり自身がない方でも、製菓について本気で学びたいと考えている方ならば入学することができます。

ではどのような方法で製菓に対する熱意を見るかというと面接です。しっかりとアピールしてください。

✅面接に合格したいと考えている方はブログにまとめています

製菓専門学校の入試ではどんなことをするの?

憧れの職業につくために、手に職をつけるために、製菓専門学校という選択肢をした場合、入試はどのように行われるのでしょうか?
一般的な製菓専門学校での入試の仕組みについて説明していきます。

専門学校に受かりたい人必見!|面接で受かるコツとは

「入試科目に面接があるけど人生で一度も面接をした経験がない!」そんな人は少なくないはず。実は専門学校へ入学を考えている人の約60%は高校生の時に面接を一度もしたことがないといいます。約半数以上の人が面接未経験という中で、どのようにしたら面接で相手にいい印象を与えることができるのでしょうか。そして面接に受かることができるのでしょうか。専門学校に受かりたい人のための面接のコツを紹介していきます。

ただし、面接に合格しても、製菓専門学校に入学したあとは継続して、製菓について学ぶ姿勢が必要となります。
製菓技術はかなりの時間をとって実習時間が設けられてそこで学ぶことになります。

もちろん、身体を動かせばいいだけではなく、工程や細かい技術など繰り返しの学習や時には自分で復習をすることも必要になります。

製菓理論と言って製菓について理論的に学ぶ座学もあります。
製菓は科学とも言われているほど緻密な理論に基づいてできています。毎回同じクオリティのお菓子を作るには座学も欠かせません。

衛生法規・公衆衛生学・食品衛生学なども学びます。卒業とともに受験資格の得られる「製菓衛生師」は製菓についてのプロである証拠になります。
この資格をとるには食品の衛生についての知識が必要不可欠となります。
食品学・栄養学・社会学などの食品に関わる仕事の一般教養も学びます。

他にもPOPデザイン・接客マナー・マネジメントなど製菓店で働く時や、自分の店を持つ時に役立つことも学びます。

◯製菓専門学校で学力・偏差値以上に大切なことは

学力・偏差値以上に大切なことは学ぶ姿勢です。

製菓の仕事につくために必要な様々なことを1年から2年かけて学ぶのが製菓専門学校です。

神戸国際調理製菓専門学校では製菓を2年勉強できる「製菓スペシャリスト本科」や1年間勉強する「製菓衛生師科」があります

学ぶ姿勢というのは決して大学や専門学校に通う人だけでなく、現場にすぐ出た人、独学で資格を手に入れようとしている人にも必要なことです。

様々なことを学ぶからと言って「自分には難しそう」と専門学校への道を諦めることはありません。

学校のテストには意味を見いだせず、学ぶ楽しさが分からなかった人も、きっと自分の夢のためなら学びに対してのモチベーションはあがるはずです。そのモチベーションこそが学びを吸収する時に役立つのです。

また、製菓専門学校で同じ夢に向かって学ぶ仲間ができるのも高校や中学の友達とはまた違った関係になり、学ぶ楽しさが倍増するかもしれません。

以上が製菓専門学校の学力・偏差値についてです。製菓専門学校に入学する際に必要な偏差値も学力もありません。

製菓の道に進みたいという強い気持ちをもって、是非一度神戸国際調理製菓専門学校へご来校ください。