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レストラン・カフェオーナーになるために

Netflixで配信されている「梨泰院クラス」というドラマをみなさん知っていますか?主人公が成功を掴もうと韓国の首都にある梨泰院(イテウォン)という街で小さな飲み屋を開店し成功を掴む物語です。

このドラマを見て「レストラン・カフェオーナーになりたい」と思った人もきっと多いはず。

今回は日本でレストラン・カフェオーナーになるために必要なことをご紹介します。

神戸国際調理製菓専門学校の1Fは学生カフェとして使用されます

レストラン・カフェオーナーの役割

レストランやカフェのオーナーは会社の社長としての役割を果たさないといけません。店を繁盛させるために料理だけにこだわらず、店舗全体を見渡し、かつ細かいところまでを見抜く力が必要になります。周囲の環境や時代の流れ、業界全体の傾向などマクロ的な目線で物事を感じ取り、自分のやりたいことも融合させられる柔軟な考えも求められます。いい意味でも悪い意味でも自分のさじ加減で決まってくるためやりがいは多いがストレスもたまることもあるでしょう。

レストランでは料理の味だけではなくサービスもお客様がお店を選ぶ判断材料となってくるため、社員教育も行わなければいけません。

カフェの場合だと内装も含めた雰囲気作りを売りにする場合が多く、他店と差をつけるためにも個性を出すことも重要です。

レストラン・カフェオーナーになるには

カフェを開くために大切な4つのこと」でもお伝えした通り、会社の社長であるオーナーになるために一番大切なことは開店資金でしょう。一般的に飲食店開業には数百万円〜数千万円が必要になると言われています。これらの資金は基本的には銀行などから融資を受けて捻出するのだが、今の時代ははじめに支援者から資金を出資してもらい対価をリターンするクラウドファンディングという方法もあります。

開店後も原価率やメニュー単価、固定費などから損益分岐点を割り出し、売上を予測し、それに伴うメニュー改訂やアルバイトの採用なども含め、お金の問題はついてまわります。

健全な経営を目指すため課題は山積みですが、お客様が増えていったり、先月よりも売り上げが上がったり、目に見えて成果を感じられるのでやりがいはとてもあるでしょう。

レストラン・カフェオーナーの収入

オーナーなので、お店の収入に左右されます。お店の売上がなければ収入はゼロです。もちろん失敗すれば多額の借金も背負うことも考えられます。しかし、成功してフランチャイズ展開をすれば億万長者も夢ではありません。フランチャイズとは一言で言えば加盟店方式のことです。商標やサービス、商品を提供してもらう代わりに、ロイヤリティを支払うシステムで、加盟店が増えれば増えるほど、オーナーには収入が入るシステムです。

ただし「外食産業の仕事|調理師の役割が変化していく」の記事でも紹介した通り、そもそも外食産業は毎年多くの店が開業し、そして閉店をしていく移り変わりの激しい業界なので大きく展開して成功しようと思うと難しいでしょう。

レストラン・カフェオーナーのメリット

企業で働くのとは違い、自分自身で全てを決められることはメリットです。もし神戸国際調理製菓専門学校のような調理師の専門学校を卒業した料理人であれば、店のメニューや料理の演出方法において自分のこだわりや考え方を表現でき活かすことができます。自分の世界を演出できるのは企業で働いているとなかなかできません。ふと思いついたアイデアやチャレンジしたいことをすぐに実行できるのは大きなメリットでしょう。

また自分がオーナーなので頑張れば頑張るほど見返りも大きくなります。その収入は想像を遥かに超えるものであることは間違いありません。

レストラン・カフェオーナーのデメリット

常にリスクが伴うことがデメリットです。接客に関することから、経営資金に関することまで全て自分でこなさなくてはなりません。独立すると1から始まるため取引先との条件が悪くなってしまい、うまくことが運ばない可能性もあります。そして開店できても、もしかしたら一年に休みが数日しか取れないこともあるかもしれません。休みが取れないほど忙しいことはお店としては嬉しいことですが、もしかしたら自分自身の体を壊してしまう恐れもあります。

独立は全てを自分で決めれる自由がある分、それだけ責任を追わなければなりません。

神戸国際調理製菓専門学校ではレストラン・カフェオーナーに必要なカリキュラムがあります

2年制学科だと学生のうちから「現場」を数多く体験でき、キャンパス内外で現場経験を積んで実力をつけていきます。

2年間料理を勉強する調理スペシャリスト本科ではカフェに関する知識や技術を実践を通して学ぶ実習も用意しています。例えば色が料理にどれくらい影響するのかを学ぶ「カラーと食」の授業や看板やポップのロゴを学ぶ「デザイン実習」もあります。

2年間製菓を勉強する製菓スペシャリスト本科では近隣の方に人気の「学生カフェ」の授業があります。自分たちが作ったケーキを販売するだけではなく、接客をしたり箱詰めをしたりして卒業後、現場で必要となる技術を実践を通して学んでいきます。詳しい営業日やメニューは「学生カフェ 営業インフォメーション」をご確認ください。

最後に

レストラン・カフェオーナーはリスクを覚悟した上で自分の世界を実現していくチャレンジ精神のある人にとってはやりがいが大きいはずです。また人と人が繋がれる場所を提供できることも喜びにつながるでしょう。