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洋菓子にはどんな種類がある?歴史とあわせて知りたい基礎知識

🎤 この記事の執筆・監修

神戸国際調理製菓専門学校

神戸国際調理製菓専門学校

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ショートケーキ、プリン、クッキー、チョコレート……。ふだん何気なく食べている洋菓子ですが、「そもそも洋菓子にはどんな種類があるの?」と聞かれると、意外と答えにくいものです。

この記事では、洋菓子が日本に伝わってから身近なお菓子になるまでの歴史をたどったうえで、洋菓子の基本的な分け方や基礎知識をやさしく解説します。「お菓子作りが好き」という気持ちを、将来の進路につなげるヒントにしてください。

洋菓子とは?和菓子との違い

洋菓子とは、小麦粉・バター・卵・牛乳・砂糖などを主な材料とする、ヨーロッパを中心に発展してきたお菓子の総称です。日本には明治時代以降に広まり、今ではケーキ店やカフェ、ホテル、レストランなど、さまざまな場所で提供されています。

和菓子が米や豆(あん)などを使い、素材の風味や季節感を大切にするのに対し、洋菓子は「生地を焼く・冷やす・泡立てる」といった技法の組み合わせで、食感や香りの幅を広げていくのが特徴です。

洋菓子は、いつ日本にやってきた?歴史をたどってみよう

今は当たり前のように食べている洋菓子ですが、日本に入ってきたのは意外と最近のことではありません。時代ごとに、流れを見てみましょう。

戦国〜江戸時代:南蛮菓子との出会い

1543年、ポルトガル船が種子島に漂着したことをきっかけに、日本は西洋との交流を深めていきます。このころポルトガルやスペインなどとの南蛮貿易で伝わったお菓子は「南蛮菓子」と呼ばれ、長崎を中心に広まりました。

  • カステラ
  • 金平糖(こんぺいとう)
  • 有平糖(ありへいとう)
  • ボーロ など

名前の由来もポルトガル語から来ているものが多く、たとえば金平糖は砂糖菓子を意味する「コンフェイト」が語源といわれています。南蛮菓子はやがて日本の文化や風土になじみ、和菓子へと姿を変えていきました。

明治時代:洋菓子店が開店し、あんパンも誕生

文明開化の流れのなかで、外国人居留地を中心に洋菓子店が開かれ、洋菓子職人が現れます。1874年(明治7年)には、日本人が開いた初めての洋菓子店とされる「村上開新堂」が東京・麹町に開店しました。

同じころ、パンの文化も広まります。パン職人の木村安兵衛さん親子は、日本人の口に合うよう、小豆あんを包んだ日本独自のパン「あんパン」を考案しました。洋の技術に和の発想を掛け合わせた、象徴的なお菓子です。やがて、日本人の味覚に合わせた洋菓子が作られるようになっていきます。

大正〜昭和初期:百貨店やカフェで、身近な存在に

明治32年に森永製菓がキャラメルの製造を始め、大正に入ると携帯できる箱入りキャラメルが大ヒットしました。百貨店には洋菓子コーナーが設けられ、カフェも普及して、洋菓子は一般の人にも広まっていきます。

1922年(大正11年)には不二家がショートケーキを発売しました。スポンジと生クリームを重ねた日本らしいケーキは、いまも定番の洋菓子です。

戦後〜高度経済成長期:洋菓子が家庭へ

戦後、製菓業が復活すると、ガムやアイスクリーム、ソフトクリームなど新しいお菓子が次々に登場します。横浜のホテルニューグランドで生まれた「プリン・ア・ラ・モード」も、このころの人気デザートです。

1957年(昭和32年)には日本初のホットケーキミックスが発売され、洋菓子づくりは家庭にも広がりました。日本は高度経済成長期を迎え、世界に誇れるレベルの洋菓子職人も育っていきます。

平成以降:海外のお菓子が次々にブームに

1990年代に入ると、海外で人気の洋菓子が日本に上陸してブームになります。ティラミス、パンナ・コッタ、シフォンケーキ、ベルギーワッフル、マカロンなど、流行が次々に生まれました。テレビや雑誌、インターネットを通じて紹介される機会も増え、洋菓子は「スイーツ」の名前で親しまれるようになっています。

こうして歴史を見ると、洋菓子は時代ごとに新しい技術や発想を取り入れながら進化してきたことがわかります。これからも、新しい洋菓子が生まれ続けていくでしょう。

洋菓子の主な種類【4つの分類】

洋菓子の分け方にはいくつかありますが、ここでは作り方や保存性の違いから、代表的な4つに整理してみましょう。

①生菓子(なまがし)

生クリームやカスタードクリーム、フルーツなどを使った、水分の多い洋菓子です。日持ちはあまりしませんが、ふんわりとしたやわらかい食感が魅力です。

  • ショートケーキ
  • モンブラン
  • シュークリーム、エクレア
  • ミルフィーユ など

ケーキ店のショーケースに並ぶ華やかなお菓子の多くが、このグループに入ります。デコレーションの技術やクリームの扱いなど、パティシエの腕が見えやすい分野です。

②焼き菓子

オーブンでしっかり焼き上げた、水分が少なく日持ちしやすい洋菓子です。ギフトや手みやげとしても人気があります。

  • クッキー、サブレ
  • フィナンシェ、マドレーヌ
  • パウンドケーキ
  • マカロン など

材料の配合や焼き加減のわずかな違いが味や食感に出るため、基礎を丁寧に学ぶ大切さを実感しやすい分野です。

③冷菓(れいか)

冷やして固める、または凍らせて作る洋菓子です。なめらかな口あたりと、涼やかな味わいが特徴です。

  • プリン
  • ババロア、ムース
  • ゼリー
  • アイスクリーム、シャーベット など

ゼラチンや卵の性質を理解して温度を管理する必要があり、科学的な知識も役立ちます。

④チョコレート菓子・砂糖菓子

チョコレートや砂糖を主役にした洋菓子です。

  • ボンボンショコラ、トリュフ
  • キャラメル、ヌガー
  • 飴細工 など

温度管理がとくに繊細で、仕上がりの美しさにもこだわる、職人らしさが光る分野です。

国によってどう違う?洋菓子のルーツ

「洋菓子」とひとくくりにされますが、国や地域によって個性があります。

  • フランス菓子:繊細で華やか。クリームや生地の食感の違いを楽しむお菓子が多く、日本のケーキ店の基本にもなっています。
  • ドイツ・オーストリア菓子:バウムクーヘンやザッハトルテなど、どっしりとした味わいのお菓子が中心です。
  • イタリア菓子:ティラミスやパンナコッタなど、素材の味を活かしたシンプルなお菓子が人気です。

神戸は昔から洋菓子文化が根づいた街として知られています。さまざまな国のお菓子を学ぶ視点を持つことは、将来の選択肢を広げることにつながります。

洋菓子づくりに共通する「基礎」とは

種類が違っても、洋菓子づくりには共通する土台があります。

  1. 計量・配合の正確さ:お菓子は料理より配合の影響が大きく、グラム単位の精度が仕上がりを左右します。
  2. 生地・クリームの基本技術:スポンジ、パイ、クッキー生地、カスタードなど、多くのお菓子の土台となる技術です。
  3. 温度・時間の管理:オーブンの温度、冷やす時間、チョコレートのテンパリングなど、「温度を読む力」が求められます。
  4. 衛生管理の知識:卵や乳製品を扱うため、衛生面の知識は欠かせません。

これらを独学だけで身につけるのは大変ですが、専門学校なら授業と実習を通して、順序立てて学ぶことができます。

>>>パティシエの呼び方や歴史についても知りたい方は「パティシエとパティシエールの違いとは?歴史や仕事内容をご紹介」もあわせてご覧ください。

洋菓子の知識は、将来の選択肢を広げる

洋菓子の知識や技術は、ケーキ店のパティシエだけでなく、ホテルやレストランのデザート部門、カフェ、ブライダル、お菓子メーカーなど、幅広い現場で活かせます。

さらに、料理の知識(調理)もあわせて身につけておくと、「デザートまで考えられる人」として、活躍の場がもう一段広がります。

神戸国際調理製菓専門学校なら、洋菓子も和菓子も調理も学べる

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>>>製菓と調理のどちらが向いているか迷っている方は「オープンキャンパスで製菓・調理、自分に向いているのはどっち?後悔しない体験の仕方」もぜひチェックしてみてください。

まとめ

洋菓子は、生菓子・焼き菓子・冷菓・チョコレート菓子や砂糖菓子といった種類に分けられ、それぞれに異なる技術と知識が求められます。共通するのは、計量・生地・温度・衛生といった「基礎」の大切さです。

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