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パティシエとして開業するには

パティシエを目指す人の中には、最終的に自分の店を持って働きたい、と考えている人が多くいるかと思います。

実際パティシエ専門学校でもそうした希望を叶えるための授業があります。

ぜひこのページで開業のイメージを掴み、在学中何を学ぶべきかの参考となれば幸いです。


パティシエを目指すなら、「最終的には自分のお店を持ちたい‼」、「自分で考える店舗を開業したい‼」、そう思う人も多いのではないでしょうか?
しかし、実際にパティシエとして開業するとなると、

1.どんな事が必要で

2.どれくらいの資金がかかるのか

気になる所ですよね。参考例と合わせてまとめてみました。

 

【開業するのに必要なこと】

(1)保健所の許

洋菓子店やケーキ屋を開業するのに必要なのは、まずは他の飲食店同様「保健所の許可」をとることです。「営業許可申請書類」と「食品衛生責任者の証明」が必要ですが、専門学校で製菓衛生士の資格を取得している場合はそれが証明の代わりになります。

(2)開業届

個人でお店を開業する場合は、個人事業主、もしくは法人として「税務署」に「開業届」を提出する必要があります。

(3)物件探し

お店を出す場所の候補を探しておきます。

駅から近いと家賃は上がりますが、反対に遠くなるとお客さんの入りは少なくなります。元々飲食を扱っていたお店をそのまま借りられる場合(居抜き物件)は改装費用が安く済みます。各光熱費関係の契約も一緒に行います。

(4)設備に必要な機器を揃える

オーブンや冷蔵庫、ショーケースや会計用レジといった、ケーキを作って販売するための機材を揃えます。

新古品や中古、長期でレンタルできるリース品を利用すると費用を抑えることができます。

(5)お店を内装を作る

契約した物件をオープンに合わせて改装していきます。

何もないテナントをイチから作るよりも居抜き物件の方が水道設備工事などの分費用が抑えられますが、大まかな配置などは変えられないため妥協が必要です。

その他、オープンまでの間にメニューを考えたり、小麦や砂糖など調理に必要な材料を注文して、お店の宣伝用のチラシを作ったり、SNSなどでの情報発信など、自分でお店を開くには細かい作業もすべて自分たちでやらなければいけないので余裕を持ったスケジュールと資金が必要になります。

【どれくらいの費用がかかるの?】
一般的に店舗を借りてオープンさせた場合の開業資金は目安として約1,000万円以上と言われています。

物件を借りるための費用 約150万円
内装工事費 約300~400万円
調理などに使う設備費用 約200万円
材料費 約50~100万円
宣伝費用 約50万円
その他細かい雑費など 100万円

物件の立地や広さ、内装にどれだけこだわるか、どういったケーキを販売するか、など開くお店によって大きく変わってきますが、こだわればそれだけ資金は増えていきます。

また実際にはこれに追加して、もし約1年間売り上げがなかった場合も生活していけるくらいの貯蓄も必要になってきます。
審査が厳しかったり中長期(~10年程度)的な事業計画書が必要だったりしますが、銀行やその地域の事業者支援などの融資を活用することもできます。融資を受けた後は、お店の売り上げから少しずつ返済していく必要があります。

【開業を成功させるコツ】


開業自体は資金があればできますが、大切なのは「お店を継続させる」ことです。

一般的にケーキは原価率が30%~40%と高く、消費期限が早く売れ残る可能性もあるケーキだけで勝負していくのは個人店ではなかなか厳しい時代です。パウンドケーキやクッキーといった日持ちのする焼き菓子も一緒に作るなど、工夫が必要です。

ライバルでもある大手チェーン店と差別化を図るためにも、〇〇専門店といった1種類に特化したお店のコンセプトにする人もいます。

本場ニューヨークチーズケーキの専門店、ハード系バームクーヘンの専門店、と聞くとなんだか行ってみたくなりませんか?ちょっと珍しいメニューを打ち出してそのお店でしか買えない特別感を出したり、継続的なリピーターを増やすことが大事になってきます。

また、お店を出す場所・周辺に住んでいる人たちのリサーチも大事になってきます。📱

主婦が多い、一人暮らしの男性が多い、洋菓子店がたくさん出店している、など事前に調べた情報によってメインとするメニューやお店の内装も変わってきます。
若いファミリー向けの賃貸住宅が多い駅では、子供好きな作品のイラストや写真をプリントできるケーキを看板商品にしたり、平日でも女性が多い街ならお茶を飲める喫茶併設型にしたりと、場所や環境によって本当に様々なお店の出し方があるのです。ぜひ一度、自分がどんなお店を出したいのか、どんな街なら出せるのか考えてみてはどうでしょうか?

今後の参考になるはずです。

お店の形態も店舗を出すだけが開業ではありません。

例えば通販専門での販売なら製作場所を確保できればお店を出す必要がありませんし、移動販売カーをメインにするなら店舗を持つわけではないので開業資金もグッと安く抑えられます。

また、オーダー専門のケーキ店にして廃棄ロスを少なくしているお店もあります。
いずれの場合も、お店の宣伝や他店との差別化が重要になってるので、将来開業を考えている人はケーキ作りの知識だけではなく、お店の運営やSNSを使ったマーケティングについても勉強しておくと将来役に立ちそうです。