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独学はやめた方がいい?調理師免許を取る時に専門学校に行った方がいい理由をご紹介

このブログを見ている人はきっと調理免許の取得を迷っている方だと思います。

みなさんは周りから調理師になるなら専門学校に行かずに就職をして独学で勉強しなさいと言われていますよね?

その影響もあって就職し独学で勉強をすることがベストな選択に見えるかもしれません。

実際、不安定な日本の状況で専門学校への進学はお金もかかるしそのような余裕はないと思われる方も多いでしょうし、調理師免許取得のために進学をしないことは普通ではないと思われるのではと不安になってしまう人も多いかと思います。

でも周りを見てみると専門学校へ進学をして、調理免許を取得をしている人が多くないですか?

ではいったいどちらの方が効率的で良い方法なのでしょうか?

今回は独学で調理師免許を取得をしなければならないと考えている人へ専門学校に進学したほうがいいポイントをお伝えします。

調理師とは

調理師とは調理師法という法律(昭和33年法律第147号)に、「調理師の名称を用いて調理の業務に従事することができる者として都道府県知事の免許を受けた者」と定められています

つまり調理現場で働いている人すべてが調理師というわけではなく調理師免許を持っている人が調理師ということです。

法律できちんと定められているということは社会的責任も大きく、食を扱う者としての立場は安心と安全を確保しなければいけません。

逆をいうと、調理師免許を持っている人は食に関する専門的な知識が備わっているという証になります。

調理師免許を取得するための2つの方法

調理師になるためには調理免許を取得しなければなりません。

みなさんは調理師免許を取得する方法が2種類あるのはご存知ですか?

調理師の数が減ってきている!?|その理由と調理師になる方法をご紹介」でもお伝えをしていますが、改めてご紹介をします

2年以上の実務経験を経た後に独学で勉強をして試験に合格すること

調理師専門学校に進学し、調理師免許に必要な単位を取得し、卒業すること

上記のように調理師免許を取得する方法は2種類ありますが、一般的には進学を選ぶケースが多いといえます。

それは取得のために試験を受ける必要はないからというよりかは取得方法がそれしかないという認識であることが理由だと思われます。

では独学で調理免許を取得をする人と調理師専門学校に進学をして卒業と同時に調理師免許を取得する人とどちらの方が多いのでしょうか?

独学?専門学校?調理師免許交付割合

公益社団法人全国調理師養成施設協会 調理師養成施設関係統計 調理師免許交付数の数値を参照したもの
https://www.jatcc.or.jp/data/ 

公益社団法人全国調理師養成施設協会によると、調理師免許を取得している人の半分以上は独学で勉強をして調理師免許を取得している人となっています。

この理由ははっきりとはわかりませんが、調理師専門学校である調理師養成施設の数が多くはないというところが挙げられます。

しかし、令和4年度は全国で275校になり(公益社団法人全国調理師養成施設協会 調理師養成施設関係統計 参照)近年は専門学校への進学率も上昇してきました。

結果として、令和2年には調理師免許交付割合も47%まで上がり、将来的には調理師専門学校卒業者が半数を超えると考えられます。

調理師免許を取得をするなら進学するのが一般的であるという日も近いですね

調理師専門学校への進学のメリット

進学となると学費もかかるし、忙しい。

そんなイメージもあるかと思います

そんな中でも調理師免許取得を目指すなら調理師専門学校へ進学をオススメするメリットを3つご紹介します。

(メリット①)取得率100%!卒業と同時に調理師免許を取得できる

独学で調理師免許を取得をする場合、働いている合間を見て受験勉強することになりますので、時間もなく非効率な勉強になりがちです。

試験の合格率も60%と言われており、そもそも合格できるかどうかわかりません。

その点、専門学校は職業教育を学ぶことが前提であり、カリキュラムも資格取得のために構成されております。

つまり、調理師専門学校を卒業をするということは調理に関しての技術・知識が身についているという証になりますので、卒業と同時に調理師免許を取得をすることができます。

高い学費を支払わなくてはいけませんが、教育の対価と考えれば安くはないでしょう。

(メリット②)就職活動で成果を残すなら専門学校の方がいい

独学で勉強するにせよ、専門学校へ進学をするにせよ、ゆくゆくは調理師免許を持って将来的には就職して働くという道が待っています。

そして誰もが良い企業に就職をしたいと考えていますよね。

就職活動で良い結果を残そうと思ったら企業に評価されやすい技術と知識が必要です。

その点でいえば、職業教育でわかりやすい専門学校を卒業したという証明は有利に働くと言えます。

独学でも専門学校でも同じように調理師免許を取得をしたとしても、確かな技術と知識が身についているかどうかというのは別です。

専門科目で優秀な成績を取った専門学校卒業生の方が今まで何を勉強してきたのか、具体的にわかるようになっており、即戦力として期待できます。

(メリット②)これから活躍できる人は手に職がある専門学校出身者

日本の経済は平成から令和に変わっても深刻な経済危機に変わりはありません。

一人ひとりの消費力は落ち、物は売れなくなり、会社の寿命は短くなる一方です。

このような状況だと資格もなく能力もない人は真っ先に切られる可能性が高く、それはだれにでも同じことが言えます。

つまりいまの時代を生き残るためには何ができるのかが大切なのではないでしょうか。

独学で調理師免許を取得した人と大きく違うところとして、専門学校を卒業した人は卒業証書も専門的な技術と知識も備わっています。

それはじっくりと人を育てる余裕がない企業側から見ても即戦力として活躍してくれるので会社の強みとなります。

それに加えて、個人で発信できるこの時代において、なにが起こっても強く生き残れるチャンスが多くあります。

最後に

独学にせよ専門学校進学にせよ、調理師免許を取得することは可能です。

ただ、今の時代は「何ができるのか」「どういったことでこの会社に貢献をできるのか」が非常に大切になってきています。

社会的にニーズを埋めれる人材になることができれば明るい未来は待っています。

専門学校は資格取得や検定試験に合格することを中心に置きながら専門分野で活躍するための技術力を習得することに価値を置いているため社会的ニーズが高い人材になることができます。

将来的に不安をかかえて悩んでいるのならば、独学で調理師免許の取得だけをゴールとぜずに、自分自身を表現できる技術を身につけることができる専門学校への進学をお勧めします。