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正社員でパティシエを目指すメリット・デメリット

パティシエになろうとして製菓専門学校の卒業を迎えるとき、理想の職場への就職がかなわなかったら、、、と考える人は少なからずいますよね。

オープンキャンパスでも就職に関する不安な声を聞いています。

  • 新型コロナウイルスの影響もあり企業側の採用数も少なくなって来ていますよね。
  • 製菓専門学校を出て正社員のパティシエとして就職する、というのが一般的な流れではありますが、当然就職先にも限りがあるため、全員が望み通りの就職先で雇ってもらえるかは分からないですよね

などなど

パティシエ専門学校の就職状況ですが、就職率においては非常に高い専門学校ですが、今年は外的な要因もあり本人の希望通り就職が難しくなりそうです😣

最終的には卒業するまでに進路は決めないといけません。正社員を目指すのか、アルバイトとして就職するのもいいものなのか、どちらの方が将来的にパティシエとして成長できるのか考えることもたまにありますよね。

そもそも憧れの職業につくためにせっかく製菓専門学校に通ったのに、結果としてアルバイトとして就職するのはありなのでしょうか?

結論から言うと、

答えは正社員でパティシエになった方が良いです!

今回は正社員でパティシエを目指すメリット・デメリットをアルバイトと目指す場合と比較して解説します。

○正社員のパティシエ

専門学校を卒業し、正社員でホテルや洋菓子店、企業に正社員として就職を希望する方は多いです。

製菓専門学校を卒業したということは製菓の基本は頭と体に入っているということなので、最近は求人要項に「製菓専門学校を卒業していること」を条件として書かれている場合もあります。

また製菓衛生師の国家資格を条件としている企業や資格を持っていると報酬があがるといったケースもあります。

ここだと決めて正社員パティシエとして働きはじめると、はじめの頃は給与はもしかしたらアルバイトより低いかもしれません。その理由は雇用保険など諸費用が引かれるからです。

ですが、正社員であれば有給がつきますし、一定の収入が保証されます。病気やケガなどで長期療養を強いられた場合も傷病手当と言って満額ではないにしても手当が出ますので無収入になることはありません。基本給も年齢とともにいくらかはあがっていきます。

正社員は責任も重いですが、その分やりがいもあるということです。新作のレシピを考案してみたり、経営の一部を任されることもあるかもしれません。

ただ、一度就職してしまうと他の店では働けないことで「他の店はどうなんだろう?」と気になってしまうことはあるようです。

条件や仕事量、給与など就職する店によってかなりばらつきがあります。転々といろんな店で就職することも可能ですが、あまり何度も辞めてしまうと次の採用の際にマイナスポイントになりますのでオススメはできません。

他店が気になる場合は同じ製菓専門学校の仲間と話し合ってもいいでしょう。同じ時期に同じ職種に就職した仲間同士で情報交換することで、冷静に見ることができるはずです。

  • 《メリット1》雇用保険などの福利厚生がしっかりしている。
  • 《メリット2》新作レシピを任せてくれたり、やりがいを感じれる
  • 《デメリット》能動的に行動しないと他店の情報が入りにくい

○アルバイトのパティシエ

製菓専門学校へ行かずにパティシエになりたいと決めた人は、まずは洋菓子店などでアルバイトとして働くことが多いようです。

販売など菓子製作以外の仕事が主ですが、店主との関係や、パティシエになりたいという貪欲な気持ちがあればそのうち正社員として雇ってもらえることもあります。

予めパティシエになりたい旨を伝えておけばアルバイトの立場でも手伝わせてもらえたり、教えてもらえたり、なんてこともあるかもしれません。

では、製菓専門学校に通って卒業してからアルバイトとして就職するのはどうでしょうか?

製菓専門学校を卒業すると「製菓衛生師」の受験資格が得られ合格すれば製菓の専門家だという証明ができます。

「製菓衛生師」の資格はパティシエになるためには必須の資格です

ただのアルバイトとして求人に応募するより、採用する側の見る目は変わります。

販売からではなく、パティシエとしてはじめから雇ってくれるということも十分可能です。

アルバイトパティシエのメリットは何と言ってもその自由さと言えるかもしれません。

午前中にA店で働いていて午後はB店、という働き方や、月水金はA店、火木土はB店、という働き方も可能です。

アルバイトは勤め先次第ですが基本的に掛け持ち自由ですので、自分の体力とスケジュールの条件が合えば複数店舗同時に働くことができます。

違う店舗で働くとその店独自のレシピや工程、店の経営の仕方などを間近で比べることができます。

製菓について広い視野で見ることができるでしょう。

もしそのうち自分の店を持ちたいと考えている人はアルバイトのパティシエとして様々な店を見て吸収することで、将来役に立ちます。

給与も働けば働くほどもらえるので正社員として働くより収入は高い月もあるかもしれません。

しかし明確なビジョンがないまま、とりあえずアルバイトのパティシエとして働く場合、デメリットも多いです。

アルバイトは時給制ですので、体調が悪く休んでしまった分のお給料は発生しません。

もし、ケガなどで長期療養を強いられた際には無収入になってしまいます。

正社員と非正規雇用の身だと社会的にも守ってもらえる場面が減ります。安定性の面で大きな差となってきます。

さらに年を重ねてからの就職は非正規雇用の期間が長いと不利になる傾向もあります。

  • 《メリット》自由。他店とも掛け持ちも可能。
  • 《デメリット1》休むと給料が入ってこない。
  • 《デメリット2》年を重ねてからの就職は非正規雇用の期間が長いと不利になる。

○製菓専門学校なら就職先も安心

製菓専門学校であれば製菓の基本を学ぶことができ、どの就職先でも役に立つ幅広い知識と技術が身につけられ、将来役に立つ「製菓衛生師」の資格も取得できます。神戸国際調理製菓専門学校では2年制の製菓スペシャリスト本科でも1年制の製菓衛生師科でも取得することが可能です。

そして、製菓専門学校のメリットとして、校内就職ガイダンスなど、学生目線に合わせた手厚いサポートがあるというポイントは忘れてはいけません。

神戸国際調理製菓専門学校の場合は担任就職担当の先生保護者の方、三位一体となって学生さんのベストな就職に向けて一緒に歩んでいきます。保護者会や三者面談の実施し、製菓業界の傾向などお話しさせていただく機会をたくさん用意しています。

自分が将来どうしていきたいか、親身になって相談に乗り、最善策で就職斡旋してくれるのは専門学校ならではの特権です。