専門学校の志望動機の書き方とは?調理系の例文3つとNG例【AO入試対策】

🎤 この記事の執筆・監修
神戸国際調理製菓専門学校
神戸で唯一、調理と製菓の両方を学べる専門学校。調理スペシャリスト本科(2年制)では国家資格の調理師免許に加え、介護食士3級などの資格取得を目指せます(年度により内容が異なる場合があります)。
専門学校のAO入試では、エントリーシートや面接で「志望動機」を聞かれるのが一般的です。でも、「何を書けばいいのかわからない」「他の人と同じようなことしか書けない」と悩む人は少なくありません。
この記事では、調理系の専門学校を目指す人向けに、志望動機の作り方を3ステップで解説します。例文は3つ、よくあるNG例と言い換え方、提出前のチェックリストも用意しました。
この記事のポイント
- 志望動機は「結論→理由→目標」の順に書けば、まとまりやすい
- 一番大切なのは「なぜ、この学校なのか」
- 例文は参考にして、必ず自分の体験や言葉に置き換える
目次
専門学校の志望動機で、学校は何を見ている?
志望動機は、「なぜこの学校で学びたいのか」を、具体的な理由とやる気で伝えるものです。学校側は志望動機から、主に次の3点を見ています。
- 学ぶ意欲があるか:入学後にしっかり取り組んでくれそうか
- 業界・職業への理解があるか:仕事のことを調べたうえで選んでいるか
- 自校を選んだ理由があるか:「どこでもいい」のではなく、この学校を選ぶ理由があるか
つまり、文章のうまさよりも、「自分の言葉で、具体的に」書けているかが大切です。
志望動機の書き方3ステップ
志望動機づくりは、次の3ステップで進めると迷いません。
ステップ1:志望校をリサーチする(最重要)
志望校について調べないと、「なぜこの学校なのか」は説明できません。まずは次の項目を、学校のホームページやパンフレットで確認しましょう。
- 学べる内容(実習の中身、授業の特色)
- 取得できる資格や、卒業後の進路
- 校外での実習(インターンシップなど)
- 設備や学校の雰囲気
たとえば神戸国際調理製菓専門学校の調理スペシャリスト本科(2年制)では、1年次に和・洋・中の基礎を学び、2年次にはホテルシェフを目指して大量調理やメニュー開発、サービスの実習に取り組みます。約3週間のインターンシップには、100社以上の企業・お店から選べる仕組みもあります(学校公式ページより)。このように「具体的に何を学べるか」まで調べておくと、志望動機に説得力が出ます。
ステップ2:自分のきっかけを掘り下げる(自己分析)
「料理が好き」だけでは、他の人と同じ文章になりがちです。次の3つの質問に答えてみてください。
- 料理(調理の仕事)に興味を持ったのは、いつ・どんな場面でしたか?
- そのとき、どんな気持ちになりましたか?
- 将来、どんな場所で・どんな人に・どんな料理を届けたいですか?
答えを書き出すと、あなただけのエピソードが見つかります。一人で考えるのが難しいときは、家族や高校の先生に「私ってどんなときに楽しそうに見える?」と聞いてみるのもおすすめです。
ステップ3:「結論→理由→目標」の型に当てはめる
志望動機は、次の順番で書くと、短くても伝わる文章になります。
| 順番 | 書く内容 | 例 |
|---|---|---|
| ①結論 | 志望する理由をひと言で | 「調理師を目指して、貴校を志望しました」 |
| ②理由(きっかけ) | 目指したきっかけのエピソード | 「祖母の食事づくりを手伝うなかで〜」 |
| ②理由(学校) | この学校を選んだ理由 | 「実習が充実している点に魅力を感じました」 |
| ③目標 | 入学後に頑張りたいこと・将来像 | 「幅広い技術を身につけ、〜になりたいです」 |
この型に沿って書くだけで、文章がきれいにまとまります。
調理系の専門学校の志望動機【例文3つ】
ここからは、調理系を目指す人向けの例文です。例文は読みやすさのために作った創作で、実在の学生の文章ではありません。 そのまま写すのではなく、あなた自身の体験や言葉に置き換えて使ってください。
例文①:調理師になりたいAさん
私が調理師を目指したきっかけは、小学生のころから家族のために料理をしてきた経験です。自分が作った料理を家族が「おいしい」と食べてくれることがうれしく、将来は料理を通して人を笑顔にする仕事に就きたいと考えるようになりました。
高校では3年間、家族のお弁当づくりを担当しました。朝早く起きて準備するのは大変でしたが、段取りを考えて続ける力が身につきました。
貴校の調理スペシャリスト本科では、和・洋・中の基礎から学べ、2年次にはホテルシェフを目指した実習があることに魅力を感じました。また、インターンシップで現場を経験できる点も、実践力を身につけたい私に合っています。入学後は幅広い調理技術を学び、将来は多くの人においしい料理を届けられる調理師になりたいです。
ここがポイント
- 最初の1文で「調理師を目指している」という結論を伝えている
- 「お弁当づくり3年間」という具体的な経験が、続ける力の裏づけになっている
- 学校の特色(学べる内容・インターンシップ)を、自分の目標と結びつけている
例文②:食を通じて人の役に立ちたいBさん
私は、祖父が食事をとりにくくなったとき、やわらかく食べやすい料理を作って喜ばれた経験から、食べる人の状態に合わせた調理を学びたいと考えるようになりました。
貴校の調理スペシャリスト本科では、調理師免許に加えて「介護食士3級」などの資格を目指せると知り、志望しました。オープンキャンパスで実際に校舎や実習室を見学し、ここで学ぶ自分の姿をイメージできたことも、志望を決めた理由です。
入学後は調理の基礎をしっかり身につけ、将来は病院や福祉施設など、食べる人の健康を支える現場で活躍したいです。
ここがポイント
- 「家族の体験」から「学びたいこと」へ自然につながっている
- 資格名(介護食士3級)など、学校の具体的な情報を盛り込めている
- オープンキャンパスの感想が入ると、「実際に足を運んで選んだ」ことが伝わる(※感想は、あなた自身が実際に感じたことを書きましょう)
例文③:料理は未経験だけど挑戦したいCさん
私は料理の経験は多くありませんが、友人の誕生日に初めて作った料理を喜んでもらえたことをきっかけに、料理の仕事に興味を持ちました。
貴校の調理スペシャリスト本科は、1年次に和・洋・中の基礎から学べると知り、未経験の私でも一歩ずつ成長できると感じて志望しました。入学後は、基礎技術を一つひとつ確実に身につけ、将来は人の記憶に残る料理を作れる調理師を目指します。
ここがポイント
- 未経験でも、「きっかけ」と「やる気」を素直に書けば十分に伝わる
- 「1年次に基礎から学べること」を、学校を選んだ理由にしている
「料理の経験が少なくて不安」という人は、製菓・調理は未経験でも大丈夫?もあわせてご覧ください。
これはNG!ありがちな志望動機と言い換え方
次のような理由は、本当のことでも、そのまま書くと「どこの学校でもいいのかな?」と受け取られやすくなります。
| NGになりやすい書き方 | 言い換えのヒント |
|---|---|
| 家から近いから | 近さに加えて、「通いやすいので、実習の予習・復習の時間を確保できる」など学ぶ姿勢につなげる |
| 学費が安いから | 学費だけでなく、サポート制度や学べる内容への魅力を理由に添える |
| 友達に誘われたから | 自分自身が見学して感じたこと(雰囲気・授業内容)を理由にする |
| 料理が好きだから(だけ) | 好きになったきっかけと、将来どうなりたいかまで書く |
| 先生に勧められたから | 勧められたあと、自分で調べて納得した点を書く |
通いやすさや学費も大切な判断材料ですが、それ「だけ」を理由にすると、意欲が伝わりにくくなります。「だから、この学校で何を学びたいのか」まで書き足すのがコツです。
提出前チェックリスト
書き終えたら、次の点を確認しましょう。
- □ 最初に「結論」(何を目指して志望するか)を書いている
- □ きっかけのエピソードが、自分だけの体験になっている
- □ 志望校の特色(学べる内容・資格・実習など)を具体的に書いている
- □ 入学後にやりたいこと・将来像が書かれている
- □ 誤字脱字がない(声に出して読むと気づきやすい)
- □ 手書きの場合は、時間がかかってもていねいな字で書いている
- □ 学校の先生や家族に一度読んでもらった
- □ 提出前にコピーを取った(面接で聞かれたときに見返せます)
書類は、受け取る相手のことを意識して仕上げることが大切です。
よくある質問
Q. 志望動機は何文字くらい書けばいいですか?
A. 文字数は学校や書類によって異なります。まずは募集要項やエントリーシートの指定を確認してください。指定がない場合は、結論・理由・目標がひととおり入る分量を目安にしましょう。
Q. 例文をそのまま使ってもいいですか?
A. おすすめしません。面接では「なぜそう思ったのですか?」と深掘りされることがあり、自分の体験でないと答えにつまってしまいます。例文は「型」の参考にして、中身はあなた自身の言葉で書きましょう。
Q. 志望動機が思いつかないときはどうすればいいですか?
A. 学校のオープンキャンパスや体験授業に参加するのがおすすめです。実習を体験して感じたことや、先輩・先生と話して知ったことは、そのまま志望動機の材料になります。
Q. 面接でも志望動機を聞かれますか?
A. 聞かれることが多いです。書類に書いた内容を自分の言葉で話せるように練習しておきましょう。面接対策は専門学校に受かりたい人必見!面接で受かるコツ、服装は専門学校の面接はどんな服装で行ったらいいの?が参考になります。
まとめ
- 志望動機は「結論→理由→目標」の順で書けば、まとまりやすい
- 志望校のリサーチが最重要。「なぜこの学校か」を具体的に書く
- 例文は型の参考に。体験とエピソードは自分のものを使う
- NG理由も、「だから何を学びたいか」を足せば言い換えられる
「どうしても書けない」という人は、まず学校を見に行くのが近道です。授業を体験したり、先輩や先生と話したりすると、書きたいことが自然と見つかります。神戸国際調理製菓専門学校では、オープンキャンパスを開催しています。
製菓(お菓子づくり)を目指す人は、パティシエ専門学校の志望動機の書き方とはもご覧ください。AO入試についてはAO入試のメリット・選考料免除について、不安がある人は【専門学校って落ちるの?】試験で失敗する人の特徴とは?も参考にしてください。実際の先輩の声はAO入試体験談|内等千晴さん(Wライセンスコース)で読めます。
調理師・パティシエなど職業の仕事内容や必要なスキルを調べたい方は、厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)も参考になります。