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調理師免許と食品衛生責任者の違いとは?お店を開くときに必要なのはどっち?

🎤 この記事の執筆・監修

神戸国際調理製菓専門学校

神戸国際調理製菓専門学校

神戸で唯一、調理と製菓の両方を学べる専門学校。調理師科・調理スペシャリスト本科・Wライセンスコースのいずれも、卒業と同時に調理師免許を無試験で取得でき、Wライセンスなら製菓衛生師の国家試験にも挑戦できます。就職率は97.9%(2023年3月実績)です。

目次

結論:調理師免許は「個人の資格」、食品衛生責任者は「お店ごとの役割」

「調理師免許と食品衛生責任者って、何が違うの?」「お店を開くには、どっちが必要なの?」——将来は自分のお店を持ちたいと考える高校生や、その保護者の方からよく聞かれる疑問です。

結論から言うと、調理師免許は、個人が取得する国家資格です。

一方の食品衛生責任者は、飲食店などの営業施設ごとに置く、衛生管理の責任者という役割を指します。性質が違うので、「どちらか一方を選ぶ」ものではありません。

そして、調理師免許を持っていれば、食品衛生責任者になるための養成講習会は受けなくてよいとされています。この記事では、両者の違い、取得の方法、お店を開くときの関係を、やさしく整理します。

基本編はこちら:調理師免許は必要?調理師免許がないとできない4つのこと

調理師免許と食品衛生責任者、3つの違い

まず、2つの違いを3つの視点で比べてみましょう。

違い① 「個人の資格」か「店ごとの役割」か

調理師免許は、調理師法に基づく資格で、一度取得すれば自分自身の資格として持ち続けられます。更新はなく、生涯有効です。

食品衛生責任者は、飲食店などの営業施設ごとに1名置くことが求められる、衛生管理の担当者です。お店が変われば、そのお店ごとに責任者を決めることになります。

違い② 役割の中身が違う

調理師免許は、調理に関する知識と技術を持つ人であることを示すものです。「調理師」という名称を使えるのも、免許を持つ人だけです。

食品衛生責任者は、そのお店の衛生管理を担う人です。施設の衛生状態を整え、従業員に衛生面の指導をし、問題があれば営業者に改善を伝えるといった役割があります。

違い③ 取得方法が違う

調理師免許は、養成施設(専門学校など)を卒業して取得する方法と、実務経験を積んで試験に合格して取得する方法があります。

食品衛生責任者は、各自治体の食品衛生協会などが開く「養成講習会」を受講する方法が一般的です。ただし、調理師や製菓衛生師、栄養士などの資格を持つ人は、講習を受けなくても責任者になれるとされています。

調理師免許 食品衛生責任者
性質 個人が持つ国家資格 営業施設ごとに置く役割
主な役割 調理の知識・技術の裏づけ。「調理師」と名乗れる お店の衛生管理を担う
取得方法 養成施設の卒業、または実務経験+試験 養成講習会の受講(資格者は免除)
更新 なし(生涯有効) 資格そのものの更新はなし

調理師免許があれば、食品衛生責任者の講習は不要

ここが、この2つの関係でいちばん大切なポイントです。

講習が免除される資格

厚生労働省の資料では、食品衛生責任者の養成講習会の受講が免除される対象として、栄養士、調理師、製菓衛生師などの資格を持つ人が挙げられています。札幌市や愛知県など、各自治体の案内にも同様の記載があります。

つまり、調理師免許を持っていれば、講習を受けなくても食品衛生責任者になれるのです。

資格がない場合は?

資格がない場合は、各自治体の食品衛生協会などが開催する養成講習会を受講します。講習の日数や受講料、申し込み方法は自治体によって異なるため、お住まいの地域の案内で確認してください。講習を受ければ、免許がなくても責任者にはなれます。

製菓衛生師でも同じ

お菓子のお店を開きたい人は、製菓衛生師も同じ扱いです。だからこそ、調理と製菓の両方を学べるWライセンスコースなら、どちらの道にも備えられます。

関連記事:Wライセンスとは?調理師免許と製菓衛生師を2年間で同時に目指せる学び方

お店を開くときの流れと、2つの関係

自分のお店を持つとき、この2つはどう関わるのでしょうか。

営業許可の申請には、食品衛生責任者が必要

飲食店を開くには、保健所への営業許可の申請が必要です。その際、お店ごとに食品衛生責任者を決める必要があります。資格の証明として、調理師免許のコピーなどを求められる自治体もあります。

自分が責任者になるか、スタッフから選ぶ

責任者は、オーナー自身がなってもよいですし、従業員の中から1名を決めても構いません。独立するときに自分が調理師免許を持っていれば、講習を受ける時間と費用をかけずに、すぐに責任者として手続きを進められます。

手続きの詳細は、保健所で確認を

営業許可の手続きや必要書類は、自治体によって細かな違いがあります。実際にお店を開く段階になったら、管轄の保健所で最新の案内を確認しましょう。

「食品衛生管理者」との違いにも注意

名前が似ていて混同しやすいものに、「食品衛生管理者」があります。

食品衛生管理者は、食肉製品や乳製品など、特定の食品を製造・加工する施設に置かれる専門の担当者で、飲食店で必要になる食品衛生責任者とは別の制度です。ほとんどの飲食店では食品衛生責任者が対象になります。

関連記事:食品衛生管理者とは?

将来お店を持ちたい人が、調理師免許を取っておく3つの理由

理由① 講習の時間と費用を省ける

開業準備は、物件探しや資金計画、メニュー開発など、やることがたくさんあります。責任者の手続きが一つ省けるのは、大きな安心です。

理由② 就職先の選択肢が広がる

独立前に修業を積む場合も、病院や学校、ホテルなどでは調理師免許が求められることがあります。免許があれば、応募できる職場の幅が広がります。

関連記事:調理師の就職先と仕事内容を徹底比較。レストラン・ホテル・病院・給食、あなたに合うのはどこ?

理由③ 「調理師」と名乗れる

名刺や店頭で「調理師」と名乗れるのは、免許を持つ人だけです。お客様への信頼感にもつながります。

神戸国際調理製菓専門学校なら、卒業と同時に調理師免許を取得

本校では、次のコースで卒業と同時に無試験で調理師免許を取得できます。

調理師科(1年)・調理スペシャリスト本科(2年)

調理を専門に学びたい人向けのコースです。1年制でしっかり基礎を固めるか、2年制でじっくり実践力を磨くかを選べます。

Wライセンスコース:調理も製菓も学べる

1年目に製菓(洋菓子・和菓子・製パン)、2年目に調理(日本料理・西洋料理・中国料理)を学びます。調理師免許は卒業時に無試験で取得でき、製菓衛生師は国家試験への挑戦ができます。神戸で唯一、調理と製菓の両方を学べる学校だからこそできる学び方です。

卒業後の就職

就職率は97.9%(2023年3月実績)。就職先の一例として、日本料理の木乃婦・京懐石美濃吉・神戸たん熊、西洋料理のひらまつ・北野クラブ、ホテルの帝国ホテル・ザ・リッツ・カールトン大阪・神戸ベイシェラトンなどがあります(学校公式サイト掲載の就職先例)。

関連記事:製菓・調理は未経験でも大丈夫?

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よくある質問

Q1:食品衛生責任者は国家資格ですか?

食品衛生責任者は、施設ごとに置く役割で、調理師免許のような「免許」とは性質が異なります。養成講習会を受ければ誰でもなれます。

Q2:調理師免許があれば、すぐ食品衛生責任者になれますか?

講習は免除されますが、営業許可の申請の際に、免許の写しなどを提出して証明します。必要な書類は保健所で確認してください。

Q3:1人で複数のお店の責任者を兼ねられますか?

食品衛生責任者は施設ごとに置くものなので、複数のお店を持つ場合の取り扱いは自治体によって異なる可能性があります。保健所にご確認ください。

Q4:製菓の仕事にも食品衛生責任者は必要ですか?

洋菓子店など、営業許可が必要なお店には必要です。製菓衛生師の資格を持っていれば、同様に講習が免除されます。

関連記事:オープンキャンパスで製菓・調理、自分に向いているのはどっち?後悔しない体験の仕方

まとめ:独立を見据えるなら、調理師免許は心強い味方

調理師免許は個人が持つ国家資格、食品衛生責任者はお店ごとに置く役割です。調理師免許があれば、食品衛生責任者の養成講習会は受けずに済むため、将来お店を開くときの準備がスムーズになります。

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