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就職に対する考え方|企業側からみる大学生と専門学校生の違い

ほとんどの大学生や専門学生が学校を卒業したら就職をしていきます。

大学生の場合、3回生の春過ぎぐらいから就職活動を始めますが、最終的には希望する企業に就職することができず、第2希望の企業へ決めたりやむ終えず就職を諦めたという話をよく聞きます。

専門学生でも卒業間近になっても就職先が決まらず、アルバイト先の飲食店に決めたケースもよくあります💦

 

大学や専門学校に関わらず、必ずしも希望する企業に就職できる訳ではありません。

その理由は企業と学生の就職に対する考え方が違うためです‼

学生は「どこで何を勉強してきたか」で就職を有利に進めれると考えています。言うならば実績を武器に就職という戦場に乗り込んできます。

一方で企業は「何ができるのか」「どういったことでこの会社に貢献をできるのか」で判断しています。

この考え方の違いが企業側と学生側のミスマッチを起こしています。就職活動を難しくしている根源とも言えるでしょう。

学生の考え方は昔ながらの考え方で、一流企業には山のようにエントリーシートが送られて来るので全てに対応できず、とりあえず学歴で判断して就職希望者を抽出していると思っています。

もちろん世界的に優れた大企業はレベルの低い学校の出身者を除外しているのは事実です。しかし、企業側も本来は一人ひとり丁寧に面接をして人選し採用をした方が企業にとってもプラスになるということは承知の上です。

これは時代と共に変わる環境の変化やお金に関する価値観の変化が人材に対する見方に影響を与え、学校での学力による評価を信頼して採用するとミスマッチを起こすことを知り始めたからです。つまりペーパーテストで良い点数をとる学生が社会的に優れた人材であるとは言えなくなってきました。

特に大学での教育は実務や社会とは切り離れていることを知っているので、学力があるかどうかは関係なくレベルの低い学校の出身者でも採用する傾向が企業の人材採用担当者の間で強くなってきているのは事実です。

企業が社員に期待をしていることは生産性なので、学力があっても仕事への意欲や仕事の効率が悪ければ評価されません。そのため人材採用の基準が「何ができるのか」へとシフトしており面接重視の採用が最近では多くなってます。

そうなってくるとその仕事にあった専門的知識や技術を証明できるものが大切になってきます。

例えば調理師の場合、調理師免許やふぐ処理師免許、フードアナリストのような専門的知識を証明するものです。事務職に関して言えば情報処理能力や秘書能力は今や専門化され、検定として確立されています。全ては学力は関係なく即戦力となるような人材を高く評価するものです。

これからは大学出身者よりも専門学校の学生も大企業へ入社するチャンスが訪れてくるでしょう。

大学と専門学校の違い

大学を卒業すると学位を取得することができます。しかし、学位は教育課程を終了した証明書にしかすぎず社会の期待に答えることができる人材である証明にはなりません。

最近は大学ではインターンシップを積極的に取り組ませ社会体験を身につけさせようと色々工夫をしているようですが、履歴書はどこの大学の何学部を出たかという学歴重視な部分がほとんどを占め、単なる経験で終わっています。

 

逆に専門学校は社会と密接に関わっているため実践的かつ高度な技術力を身につける教育を実施していることから、社会のニーズに答えられる人材が育成されます。加えて大きく職業を8分野に分けてそれぞれの分野で専門学校を設置しているため、分野ごとの資格や検定を取得することができる職業教育機関であることは間違いありません。

このように専門学校で実施される授業は資格取得や検定試験に合格することを中心に置きながら専門分野で活躍するための技術力を習得することに価値を置いているため社会的ニーズが高くなっています。

一方で大学は基礎学力をベースとした専門的学力を養う授業を展開し、学生はそれを満たすことに価値を置いているためどこの大学を出たのかが重要視されています。

どちらが企業が欲しい人材であるかわかりますよね?

大学を出てからでも目指せる専門学校

学位という学歴があるにも関わらず、今はなかなか就職できない時代になっています。就職活動の渦に巻き込まれているみなさんなら肌で感じているのではないでしょうか。社会から選ばれるためにも、今更ながら資格を取るなどして手に職を着けたいとお考えの方も多いと思います。そんなかたには専門学校への入学をおすすめします。どこの学校も高校の卒業資格があれば年齢の上限はなく入学を許可している場合が多いです💡

ただ専門分野も多く自分がどういったことに興味があるのか、また一概に手に職を着けるとなると、専門的な知識や技術が必要になるということなので、かなりハードルが高く未経験にとっては厳しいと一歩下がってしまう方も多くいるはず。

そんなかたには国家資格である調理師免許がおすすめです。

大学を卒業している方や未経験からでも調理師を目指すことは可能です。

調理師とは食に関する確かな技術や知識を持ち合わしている専門家です。調理師になるためには専門学校で必要な単位を取得するか実務経験が2年以上かつ国家試験に合格する必要があります。専門学校へ行かずに試験を受ける方法で調理師免許を取得を目指す人もいますが、食は人の命に係わることなので国家試験で合格することはたやすいことではありません。きちんと神戸国際調理製菓専門学校のような養成施設で真剣に学習に取り組んでいれば、卒業と同時に調理師免許が取得できるので近道かもしれません。

もちろん神戸国際調理製菓専門学校にも調理分野には興味がなかった大学卒業者が在籍しています。幅広い可能性を信じて脱サラ後に入学してきた学生もいらっしゃいました。卒業後は食品会社の営業部門に就職をしたりと幅広い分野で活躍することもできます。

今の時代は「何ができるのか」「どういったことでこの会社に貢献をできるのか」で企業は判断をします。就職に不安を抱えているのならば自分自身を表現できる技術をつけることも一つの選択と言えるでしょう。