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保護者用|製菓専門学校の学費について

はじめに

様々な専門学校が日本にはありますが、特に製菓の専門学校は学費が高いと言われています。

入学したいのに「学費が高いから諦めました」という人も多いのではないでしょうか。確かに製菓専門学校は学費が高いですが、それには理由があります。

今回はなぜ学費が高いのかをお伝えします。

将来、製菓の専門学校に入学するかもしれないあなた、また娘さんや息子さんが入学を検討しているという保護者の方は必見です。

 

学費が高い理由

製菓専門学校が学費が高い理由はイチゴや牛乳などを買う「材料費」や大規模な設備を利用するための「設備管理費」といわれるものがあるからです。

他の分野に比べると実習が多くいため、技術を習得するための時間に使う材料と人件費が多くかかってしまうので、その分学生から学費として頂戴している仕組みになっています。

学校によっては資格を取得するための実習時間よりも多く実習をする場合、その分だけ学費が上がる可能性があります。

授業内容と実習時間は学費と比例する場合が多いのできちんと確認をしておきましょう。

 

学費の適正価格とは

全国にはたくさんの製菓専門学校がありますが、昼1年制で学費は150万円〜180万が標準価格とされています。

国公立の大学や1年間で80万円〜100万円、私立文系大学だと100万円〜120万円と言われていますので、それに比べると高いですよね。

また分野ごとに見ると看護の専門学校は1年間で80万円〜100万円、自動車の専門学校は120万円〜140万円なので、専門学校の中でも特に高いのが製菓の専門学校です。

 

学費の内訳

一概に学費と言っても様々で、専門学校によっては学費のくくりが違いますので注意しましょう。

神戸国際調理製菓専門学校の場合、学費の中には「授業料」「材料費」「施設管理費」以外に「入学金」も含まれます。

逆に学費の中には教科書や実習服などの「諸経費」は含まれておりません。

値段は学科によって様々ですが約25万円かかり、入学前に支払う必要があります。

 

分納で支払いたい場合

学費は1回で払わず2、3回に分けて払う「分納」という方法があります。

学費は高いため学生のほとんどは分納で学費を支払う方法を採用しています。アルバイトをしながらや、奨学金を借りながらの学費の納入は経済的に負担になりますので、スタッフに相談すると良いでしょう。

しかし、分納の場合、手数料を取られてしまいますので余分に費用がかかってしまうデメリットもあります。

 

学費が安くなる方法

「少しでも学費が安くならないですか」という問合せはよくいただきます。

もちろん学費の一部が免除になるシステムや、入学後に返金する学校独自奨学金もありますので、有効に活用するべきです。いくつかご紹介をいたします。

 

①AO入試特典

減額度★

入学金の半額の5万円が免除

AO入学とは、学校が定める学生像をオープンキャンパスや各種説明会にて相互に理解を深め学力だけでは判断できかねる意欲や能力、適正などを面接を中心に総合的に担当官が判断する入試です。

 

②ファミリー優遇制度

減額度★★

10万円を入学後支給

本学園の在校生または卒業生の子息、兄弟姉妹の方は本人からの届出があるときに限り入学金相当の10万円を入学後に支給します。

 

③大学・短大卒業者特待制度

減額度★★

入学金10万円を免除

入学前に大学・短大を卒業見込みの方、また既に大学・短大を卒業している方は卒業を証明できる書類を提出すれば入学金の10万円が免除となります。

 

保護者の方へ

娘さんや息子さんの進学活動にはお金がつきものです。

しかも学費以外にも結構かかってしまったということも。事実「もっと調べおけばよかった」という声が圧倒的に多く、手遅れになってしまっているケースも少なくありません。

高校に入ってから準備を進めても、お金を貯められる金額には限界があります。

何事も早めに娘さんや息子さんの進路の希望を聞き出し、だいたいの必要額を事前に把握しておけば、進学が決まってからも慌てずにすむでしょう。例えば、学費の全てを奨学金でまかなえると思いがちですがそうではありません。

 

まとめ

最近は海外研修旅行を実施したり、ホテルにデザートバイキングに行って流行のスイーツを食べにいく体験型研修を実施する専門学校も増えてきています。

諸経費や研修費など学費以外にお金がかかる場合もあるので、学校のホームページやパンフレットをよく見て、わからないところがあれば必ずスタッフに聞くようにしましょう。

最後に「学費は教育の対価」と言われています。

学費が高くても優秀な先生が在籍していたり、実習設備が充実しているなど、高額に見合う以上の価値が得られる学校も多いので、単純に学費が「高い」「安い」だけで判断するのではなく、オープンキャンパスに行くなどして、将来の目標に向かって、自分そして娘や息子さんが学校でどれだけ成長できるのかを考えて、判断することが大切です。