【活躍する卒業生の紹介】飯を食らわば皿まで 辻圭太郎さん 調理スペシャリスト本科2016年卒 (第一学院高等学校出身)

今回は、2016年に調理スペシャリスト本科を卒業し、この度自身の店「飯を食らわば皿まで」をオープンされた辻圭太郎さんにインタビューしました。高校生の頃から料理の道を目指し、10年間の修業を経て夢を叶えた辻さんの、熱い想いを伺います。
目次
料理の道を志したきっかけと、学生時代
Q: 辻さんは、いつ頃から料理の道に進もうと考えていたのですか?
辻さん: 高校2年生の時ですね。
アルバイトはずっと飲食業で、料理を作ることと食べるのが純粋に楽しかったんです。基本的にキッチンを担当することが多かったのですが、自分が作った料理でお客様が喜んでくれる姿を見るのが本当に嬉しくて、飲食業っていいな、と思っていました。
いまでもそれがこの仕事の醍醐味であり、やりがいにも繋がっています 。
Q: そこで、数ある学校の中から本校を選んでくださった理由は何だったのでしょうか?
辻さん: オープンキャンパスに参加したときの学生スタッフとして手伝ってくれた先輩の存在が一番大きかったです。
その先輩がとてもしっかりしていて、オープンキャンパスに初めて参加したときに、想像以上に優しく接してくれたのが印象的で「この先輩みたいになれるなら」と思い、入学を決めました 。入学後も遊びに行ったりするくらい、良い関係を築けました。
Q: 実際に本校で学んでみて、いかがでしたか?
辻さん: 学校生活がとにかく楽しくて充実していましたね 。特に調理実習はとても楽しくて西洋料理の「舌平目のムニエル」とかは、今でも思い出します 。
そう言った意味では料理の基本を徹底的に学ぶことができました。実は、学校には行かずそのまま就職しようかとも考えていたんですが、もしそうしていたらと思うと今ではゾッとします 。何も分からない状態だったらこの業界で続いていなかったかもしれません
卒業後のキャリア、そして独立へ
Q: 卒業後、すぐにホテルに就職されましたね。10年間、修行されたとお聞きしました 。
辻さん: はい。卒業してすぐに北野ホテルに入社し、10年間お世話になりました 。
Q: 10年間という長い期間、1つの場所で働き続けることができたのはなぜでしょうか?
辻さん: 「継続」、ですね 。続けていれば、自分に自信がつくんです 。もちろん、今でも一日中うまくいかない日もあります。でも、この世界で10年も続けてこられたんだから大丈夫、そういう日もある、と気持ちを切り替えられるようになりました 。
高校時代に10年間サッカーを続けていたことも、もしかしたら関係しているかもしれません 。続けることに意味がある、それはこの業界を目指す方に関わらず伝えたいですね。
Q:同じ夢を持つ仲間と独立を決意されたのはいつ頃ですか?そして、ご自身のお店「飯を食らわば皿まで」はどんなお店ですか?
辻さん: お店は2025年7月に開業しました 。
業務内容は店の業務全般です 。最後の一口まで美味しく食べられるように、食材や調味料、味付けにはすごくこだわっています 。できるだけ既製品に頼らない、手作りにこだわっているのもポイントですね 。
コンセプトは『ノージャンルで自由な感じ』です。中華や洋食をメインにはやりながらの元のイメージを大切にしつつ、最後まで美味しく食べられるように味のバランスには特に力を入れています 。


プロフェッショナルとしてのこだわり
Q: 今、シェフとして働く上で、大切にしているモットーは何ですか?
辻さん:『料理を通じて単純にお客様を喜ばせたい』という気持ちを常に持つことです 。
これは、職業や業界、料理のジャンルに関わらず言えることだと思います 。この純粋な気持ちがガソリンになって、仕事を続けることができるし、周りからの理解も得られるんです 。つまずいたときにでも支えてくれている仲間には感謝しています。
Q: 料理の道を目指している高校生に、プロとして働く上で大切なことを伝えるとしたら、どんなことでしょうか?
辻さん: 先ほども言いましたが、やっぱり『継続』ですね 。続けていると、自分に自信がつきます 。そして、もう一つ大切にしてほしいのは、『探求心』です 。
この世界に10年いますが、料理は本当に奥が深くて、分からないことがたくさんあると実感しています 。これからは、もっともっと料理のことを勉強して、調理の幅を広げていきたいと思っています 。
Q: 最後に、今後の目標を教えてください。
辻さん: 今後は、もう一店舗お店を出店したいです 。
学校で学んだことが今の土台に
Q: 独立されて、学校で学んだことで今でも役立っていることはありますか?
辻さん: 日本料理、中国料理、西洋料理のレシピは今でも見返しますね 。それが正解というか、土台なのでとても役に立っています。苦手だった日本料理も、今ではその配合や手法を参考に、自分のお店のレシピに活かしています 。
あとは、同じ夢を持つ仲間に出会えたことです 。実は、今お店で使っている料理写真も、専門学校時代の仲間が撮ってくれたんですよ。
Q: 最後に、本校で料理の道を志す後輩たちにメッセージをお願いします。
辻さん: 僕は調理スペシャリスト本科で、調理以外のいろいろなことも学べましたし、たくさん挑戦もできたので、皆さんには今の学生生活をもっと大切に過ごしてほしいと思います 。そして、自分が作った料理でお客様を喜ばせるという、その純粋な気持ちを大切にして頑張ってほしいです。
最後に
インタビューを通じて、辻さんが料理に対する真摯な姿勢と、お客様を喜ばせるという純粋な想いを大切にされていることが伝わってきました。
10年間の厳しい修行を乗り越え、夢を叶えた辻さんの言葉は、これから料理の道を目指す皆さんにとって、大きな励みになるのではないでしょうか。
店情報

飯をくらわば皿まで
〒658‐0016
神戸市東灘区本山中町4丁3―9-2
ホワイト本山中町1階
℡090-5253-3816
ランチ:11時~15時(LO14時30分)
デリ:16時~19時30分
定休日:日曜日
ディナー:17時30分~22時30分(LO21時30分)不定期開催