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トップパティシエとは

将来パティシエを目指しているのであれば、「トップパティシエになる」ことについて考えた事がある人も多いのでないでしょうか?
日本国内だけでなく、世界で活躍するチャンスがあるトップパティシエになるというのはいったいどういうことなのでしょうか?

トップパティシエとして活躍する世界のパティシエたちについても一緒にご紹介していきます。

■トップパティシエの定義

パティシエとは|知っているようで知らないパティシエのこと』でもお伝えした通り、フランスでは「パティシエ」というと日本でいう「医者」と同じくらいの社会的地位があるらしく、パティシエになるのにも国家資格が必要になります。しかし、トップパティシエとなると、世界各国たくさんのスイーツがあるパティシエ業界ではトップパティシエに特別定義があるわけではありません。

一般的に、国内・世界で活躍している有名なパティシエが「トップパティシエ」と紹介されることが多いためであると言えます。

■どんな人が「トップパティシエ」と呼ばれているの?

「トップパティシエ」と呼ばれているのはどんな人たちなのでしょうか?

それでは、具体的に見ていきましょう。

  • パティシエのコンクールやコンテストで数多く受賞している

ピアノやバレエなどと同じように、お菓子を作るパティシエ業界でも、その技術や知識を発揮できるコンクールやコンテストがたくさん開催されています。

国内外で開催されているコンクール・コンテストは内容も様々で、優勝することでキャリアアップや自分の技術の高さを証明することが出来ます。

その中でもいくつか有名なコンクール・コンテストをご紹介します。

<クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー>

フランスで開催されている世界的な製菓の大会です。2年に1回の頻度で開かれています。

それぞれの国から代表者3人がチームを組んで、10時間以内に各部門のスイーツを作り競います。「氷細工部門」「チョコレート細工部門」「アメ細工部門」に分かれています。

2017年の大会にて日本代表選手として出場した株式会社シュゼット・ホールディングスの駒井シェフは本校のカリキュラムであるゲストシェフ実習で来校していただきました。

<ワールド・ペストリー・チーム・チャンピオンシップ>

アメリカで開催されている国際的にも知名度の高い製菓コンクールです。パティシエの登竜門とも呼ばれています。こちらも2年に1回の頻度で開かれていて、各国のパティシエが3人1組のチームとなって出場します。

「アメ細工」「チョコレート」「アントルメ、プティガトー」の3部門に分かれていて、2日間(13時間)かけて行われます。

他にも、日本国内で有名なコンテストがいくつかあります。

<全国洋菓子技術コンテスト大会>

日本洋菓子協会連合会が主催するコンテストで、5年ごとに開催されています。

制限時間150分で直径24cmのケーキを作り、飾りつけや技術の美しさを競います。

この大会で優勝すると、日本全国から製菓作品が集まる「ジャパンケーキショー」で作品が展示されるのでたくさんの人に名前を知ってもらうきっかけにもなります。

<西日本洋菓子コンテスト>

西日本における「若手パティシエの登竜門」と呼ばれるこのコンテスト。

国内でもトップクラスの歴史を持っています。

経験年数に応じてクラスが分かれている「実技部門」や「チョコレート工芸菓子部門」「小型工芸菓子部門」「マジパン細工部門」などの部門でそれぞれ技術を競います。

学生の部では毎回神戸国際調理製菓専門学校の学生が入賞を果たしております。

<全国製菓衛生師養成施設技術コンクール>

日本全国にある製菓衛生師を育てる専門学校の学生がチャレンジできるコンクールです。大会は洋菓子部門と和菓子部門に別れており、規程課題(絞り、ナッペなどの基礎技術)と自由課題の2つの合計点を競うものになっております。

第10回と第11回の大会において神戸国際調理製菓専門学校の製菓スペシャリスト本科の学生が厚生労働大臣賞(総合1位)を受賞することができました

このようなコンテストに出場して、数多くの賞を受賞することで知名度を上げ、より大きく活躍している人たちがトップパティシエと呼ばれています。

  • 洋菓子の本場で活躍している

チョコレートやケーキ、焼き菓子などの洋菓子は元々フランスが本場のスイーツです。

近年では日本人の手先の器用さや繊細さが評価され、フランスにある有名洋菓子店で修業を積んだり、自分のお店を出している人も少なくありません。

伝統的な技術を現地で学んだパティシエであれば、日本でお店を出す時にも「本場の味」と胸を張って宣伝することが出来ますよね。

そんな、日本国内外でも活躍できるパティシエたちが「トップパティシエ」と呼ばれているのです。

■日本&世界で有名なトップパティシエたち

以前に『専門学校を卒業した有名パティシエ』で日本で活躍するトップパティシエの方々を紹介しました。今回は気になる世界のトップパティシエたちを何人かご紹介していきましょう。

パティシエ業界に詳しくなくても聞いたことがある!という人もいるかもしれません。

ピエール・エルメ(Pierre Herme)

「パティスリー会のピカソ」とも呼ばれるピエール・エルメはフランスのパティシエです。4代続くパティシエの家系に生まれ、14歳の時からパティシエの修行をはじめました。

1998年には東京赤坂にあるホテルニューオータニにもお店を出店しています。

ピエール・マルコリーニ(Pierre Marcolini)

ベルギー出身のショコラティエ(チョコレート専門の菓子職人)です。ショコラティエの他にも、パティシエ・グラシエ・コンフィズールの職人資格を持っている、世界でも数少ないパティシエです。

ベルギーをはじめ、ロンドン・パリ・ニューヨークなど世界各地で活躍しています。

日本にも銀座など都内を中心に店舗を構えていて、最近ではミスタードーナツとのコラボでも有名です。

ジャン・ミエ(Jean MILLET)

フランスの菓子業界におけるパイオニアと呼ばれる、パティシエのレジェンド的存在です。

これまで「甘いお菓子」が主流だったフランス菓子の時代から、ムースやババロアといったさっぱりとした「新しいお菓子」を作り出したパティシエなのです。フランスで初めて製菓学校を開校したことでも有名です。

パリのエッフェル塔近くにある店舗では、日本人も含む数多くのパティシエが修行を積んでいます。

まとめ

いかがでしたか?ここまで「トップパティシエ」についてご紹介しました。

トップパティシエという存在に定義があるわけではありません。

しかし、技術を証明するコンクールやコンテストに積極的に参加し、国内外を舞台に活躍している人たちが「トップパティシエ」と呼ばれています。

パティシエ業界のトップを目指したい!と考えている人は、専門学校で製菓のイロハを学び、技術を身につけ、将来的にはそんな有名パティシエの元で修業を積むことを1つの目標にしても良いかもしれません。