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調理師の数が減ってきている!?|調理師になる方法とその難しさ

【はじめに】

免許を取得しなくても調理場に立ち、お客様に料理を提供することはできる日本では世界から見ても調理師の数は少ないのが現状です。

加えてお店を開店する時に調理師免許は必要ではありませんし、調理師を雇用する義務をありません。

今の日本の食の環境はというと、日々めまぐるしく変化しています。例えば食生活の乱れによる生活習慣病の急増、原材料表示義務による食に安心安全の不透明さ、日本の伝統的食文化の衰退など、取り上げたらきりがありません。それに伴って、調理師には食に関する社会的課題が多く課せられています。

一人ひとりの食への意識が高くなり、食を提供する側への責任は大きくなってきているにもかかわらず、調理師が普及しないのはなぜでしょうか。今回はその理由を紐解いていきます。

【調理師の数】

調理師とは調理師免許の所持者のことを指し、平成30年に新たに調理師免許を交付された人の数は30612人となっています。(全国調理師養成施設協会 調理師試験・免許統計より)

ただその数は年々低下しており、平成15年には約55771人と15年前と比べると約25000人減っています。

つまり、新しく調理師になる人が少なくなってきている証拠であります。飲食店で働く従業員の数が約430万人なので、9人に1人の割合となっています。1店舗の平均従業員数は5~6人なので、店によっては調理師がいないところがあっても不思議ではないでしょう。

 

【調理師が減ってきている理由】

調理師の社会的役割は今後ますます重要になっていくにもかかわらず、調理師の数が増えないのは何故でしょうか。

 

・給料の低さ

調理師の年収は200万前後で新人の時は12万〜16万ほどでかなり厳しいと言えます。しかし、一流の調理師やオーナーになれば月給100万円以上も夢ではないでしょう。

 

・勤務時間の長さ

営業時間とその前後の準備と片付けの時間を含めると一日12時間〜15時間は当たり前です。そして立ち仕事がほとんどなので、かなりの体力が要求されるでしょう。休暇も週一日または二日というところがほとんどで、労働時間もかなり厳しいのが現実です。しかし、その分だけやりがいが出たり、成長できる環境とも言えます。

 

・調理師にならなくてもお客様に料理を提供できる

調理師免許とは、調理師として栄養面や衛生面において正確な知識と技術を持っている人であることを証明できる国家資格であり、調理師免許を持っていれば調理師と名乗れます。

しかし、料理人になること自体に調理師免許は必須ではありません。つまり調理師免許は飲食店を開業してお客様に料理を提供する時にでも必要ではありません。

 

・調理師専門学校への入学者が減少している

近年、少子化の影響で調理師専門学校への入学者が減ってきています。つまり卒業と同時に調理師免許を取得できる神戸国際調理製菓専門学校のような調理師専門学校卒業者も10年前と比べて減ってきていると言えます。

 

【調理師になるための2つの方法】

調理師になるためには調理免許を取得しなければなりません。みなさんは調理師免許を取得する方法が2種類あるのはご存知ですか?

 

  • 2年以上の実務経験を経た後に試験に合格すること
  • 調理師専門学校に進学し、調理師免許に必要な単位を取得し、卒業すること

一般的には進学を選ぶケースが多いといえます。

それは取得のために試験を受ける必要はないからというよりかは取得方法がそれしかないという認識であることが理由だと思われます。調理師学校へ進学しなければ調理師免許がとれないというわけではありません。

 

【なぜ調理師専門学校を卒業すれば無試験で調理師になることができるか】

あくまで専門学校で正しい知識と技術を学んでいるという前提があるからです。

神戸国際調理製菓専門学校では学園として50年の歴史から時代にあったカリキュラムを構成しています。専門学校を卒業するということは調理師免許取得にむけて調理師免許受験科目を一通り勉強して身に付いているということです。

 

【調理師になるための試験は難しい?】

7つの科目がある調理師試験の合格率は60%といわれています。対策をしなければ合格することは難しいかもしれません。

 

【難しい理由】

一般的に難しいと言われている理由は主に3点あります

  • 出題される問題は都道府県によって異なること
  • 馴染みがない衛生学、栄養学などの科目がある
  • 働きながらだと勉強できる時間が取れない

以上のことを知っていなければ半年から1年の対策が必要だといわれています。

対策として各都道府県が実写している過去問であったり問題集を解きまくるのがいいでしょう。

 

【まとめ】

調理師の数自体が少なくなってきている世の中で、一人ひとりにかかる重圧は重くなってくるばかりです。

しかし、基本的に調理師は拘束時間の長く、朝早くの準備から始まり、夜遅くまで片付けや仕込みで働かなければいけません。今後も勤務環境が劇的に変化することもないとされていますが、主婦や年配の方でも目指せる国家資格でもあります。

誰でも目指すことができて、世間から需要が変わらない調理師の仕事は今後も人気職業として君臨し続けるでしょう。